おうちコラム

2023-08-29 15:02:00

住宅の省エネルギー基準とは?使用基準についても詳しくご説明します!

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住宅や建築におけるエネルギー消費量は社会全体を見てもかなり多いです。
さらに、増加が著しいため省エネ化が注目されています。
近年では一次エネルギーの消費量や外皮性能に関して、建築物全体で新たに基準が設けられました。
今回は、省エネ化の一環として公布された「省エネルギー基準」についてご紹介します。

□省エネルギー基準とは一体何なのか?

皆さんは、2015年に建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律が新たに公布されたことをご存知でしょうか。
これは、新たに「基準適合認定・表示制度」といった措置が加わったものです。
住宅等の建物に関する省エネルギー性能では、「外皮の熱性能」と「一次エネルギー消費量」の2つを基準として評価されているので覚えておきましょう。
ここから、それぞれの評価基準についてさらに詳しくご説明します。

*外皮の熱性能

外皮の熱性能における評価項目では、断熱性に対する評価と、日射遮蔽性能の評価の2種類が存在します。
これらどちらも「外皮部分の総面積」を表すものとなっています。

*一次エネルギーの消費量

次に、一次エネルギーの消費量における評価についてご紹介します。
対象となる住宅において、設計時に算出された一次エネルギー消費量が、基準仕様によって算出された消費量よりも小さくなることが求められます。
この一次エネルギーとは、太陽光などの再生可能エネルギーや、照明等に利用されるエネルギーを意味するので覚えておきましょう。

□仕様基準についてさらにご紹介!

前節で、外皮の熱性能と一次エネルギー消費量についてそれぞれ取り上げました。
ここからは、それらの仕様基準についてさらに詳しく解説します。

外皮の熱性能に関する評価では、壁や床などそれぞれの部分に関して、断熱材の熱抵抗基準値が設けられています。
基準値には、地域による区分も存在し、それによってもある程度数値が変化します。
それぞれで定められた基準値内に収める必要があるので注意しましょう。

一次エネルギーの消費量に関する評価では、「暖房設備及びその効率に関する基準」が設けられています。
こちらも、地域区分によって基準が異なります。
また、暖房方式や運転方式などの違いによっても、基準値が細分化されていますよ。

具体的には、住まい全体を暖房するものか、もしくは居室だけを暖房する設備なのかといった違いがなどが挙げられるでしょう。
加えて、連続した運転なのか否かといった区分もなされています。

□まとめ

今回は、近年交付された省エネルギー基準について、2つの評価基準をご紹介しました。
省エネ住宅では、環境問題解決の一助になります。
また、光熱費の削減や補助金の対象となる可能性もあり、居住者と環境の両方にメリットがあります。
住宅購入をご検討中の方は、ぜひ住宅の省エネルギー性能にも目を向けてみてください。